関内・関外地区活性化ビジョン

  • 関内・関外地区は「開港の地」です。現在でも数多くの観光客や市⺠が訪れ、港町横浜を象徴すると共に、横浜経済の中⼼を担うエリアであり、市全体の発展を牽引する役割も担っています。

    しかし、近年は隣接するみなとみらい21 地区等と⽐べ、業務や商業分野において厳しい状況に直⾯しています。⼀⽅で、令和2年6 ⽉に市庁舎が移転し、旧市庁舎街区では事業予定者を決定し、開業を⽬指して調整が進められています。あわせて、地区内外で様々な事業も展開され、当地区が注⽬される機会も多く、豊富なチャンスに恵まれているのが今です。

    こうした⼤きな変化を踏まえ、地域・事業者・行政が当地区の活性化に取り組むにあたり、共有すべき方向性を「関内・関外地区活性化ビジョン」としてとりまとめました。

関内・関外地区のまちづくりの方針

目指すべきまちの姿

  • 「Baystock for Future
    関内・関外」

    先人たちの息吹を感じながらいつも新しい何かが生まれ
    このまちで過ごす全ての人が 充実した時間を過ごしている

    これからの関内・関外地区が「⼈々に選ばれる地区」となるためには、「価値観や趣向の多様性」、「⼈と⼈との直接の対話の⼤切さ」、そして多様性や対話をつなげる「回遊性の⾼いまちづくり」が⼤切な要素となってきます。

    これらの要素を具体化し、横浜ならではの「充実した時間」を⽣み出すために、「⼈を中⼼にしたまちづくり」を進めることで、関内・関外地区の賑わいや活⼒、ひいては都⼼臨海部全体の活性化につなげていきます。

計画期間

令和2年から令和12年までの概ね10年間とします。

まちづくりの方針

  • 現市庁舎街区を中⼼とする「関内駅周辺地区」と新市庁舎整備が進められている「北仲通地区」という⼆つの結節点における拠点づくりをはじめ、関内・関外地区が有する資源を⽣かし、⼈々を惹きつける賑わいと活⼒につながる新たな魅⼒創出に地区⼀丸となり取り組みます。

    横浜らしいコンテンツづくり、訪れる⼈々へのおもてなしの質の向上、ベンチャー企業への⽀援等によるイノベーションの創出や⽂化芸術の更なる充実を図る等、新たな価値を⽣み出します。

  • 多様な拠点や活動同⼠の相乗効果を⽣み、まち全体の賑わいや活⼒の創出につなげるために、多彩な交通⼿段による⼿軽で円滑な移動・接続の環境の充実を図ります。

    あわせて、公共空間の安全確保を図りながら、その活⽤のみならず歩⾏空間の拡充などといった視点も加え、新たな公共空間づくりに取り組みます。

  • 関内・関外地区が育んできた多様性を⼤切にし、訪れる⼈、働く⼈、住む⼈、そして、こども、若者、⾼齢者、障害者、外国⼈、性的少数者など誰もが安⼼して過ごすことのできる環境づくりを進めます。

    また、増加する来街者など多くの⼈々の安⼼を確保するため、防災・防犯にかかる取組を推進するとともに、消防・救急需要に適切に応える体制づくりを進めます。

関内・関外地区の構造図

ビジョンの実現に向けた進め方

横浜市と関内・関外地区活性化協議会が、ビジョンの実現に向けて連携して取り組んでいきます。

また、協議会においては、ビジョンに基づく地区内外の様々な取組状況を共有し、あわせて、様々な主体が実施する具体的事業と適切かつ効果的に関わりを持ち、当地区の活性化に寄与していきます。

これからの関内・関外地区活性化協議会の取組の相関イメージ

取組の相関イメージ